聖戦記エルナサーガ
全13巻(Gファンタジーコミックス/スクウェア・エニックス刊)
全8巻(Gファンタジーコミックススーパー/スクウェア・エニックス刊)
月刊ガンガンファンタジー平成5年4月号〜月刊Gファンタジー平成11年5月号
ドラマアルバム聖戦記エルナサーガ外伝(発売:マーキュリー・ミュージックエンタテインメント)
〜あらすじ〜
アーサトゥアルの姫エルナは、世界で唯一魔法が使えないために、魔風から世界を守っている聖剣を抜けるただ一人の人間、「闇の姫御子」であった。アーサトゥアルは彼女を聖剣のそばに置くことで、世界を脅迫し、覇権を握ろうと画策した。それを阻止するため、アンサズの王子シャールヴィはエルナを誘拐するが、やがて彼女の心に感化され、共に平和への道を模索する。
この作品でようやく本格的な漫画家生活が始まりました。
せっかくファンタジー誌ということで、詳しくも無いのに無理矢理ファンタジーマンガに挑戦という無謀ぶり。しかし、しっかりハードなSFには憧れるものの描ききれないし、もう少し抽象化された世界(=ファンタジー)の方が、自分には良いのかもしれません。
ヒーローのシャールヴィをゴツイ兄ちゃんの設定にしたのに、最初のうち、なかなかゴツく描けなくて困りました。一巻目の単行本の直しはほとんど彼をゴツくする作業に終始しました。ところがせっかくマッチョな兄ちゃんを描くのに慣れたはずなのに、最終巻あたりではまた細くなってるのです、シャールヴィ。友人に、「苦労して体が締まったのだ」と言ってもらったので、そういうことにしています。